同窓会

中学時代の同級生との、初の同窓会があった。そこそこ大きな学校だったので、参加率が悪くても150人ほどの人間が集まってきていた。
どれも見覚えのある顔だが、名前が思い出せなかったり知り合いだったかどうか判らなかったり本当に知らなかったりいろいろと困った。こっちが覚えてなくて向こうが覚えているパターンは申し訳ない気持ちで一杯。俺の記憶がこいつの中に残っている限り、俺は肉体的に死んでも死んでないのだ敬意を払え、って元ネタなんだっけ。


なんだか知らないが異様にフリーター・契約社員率が高くて、やはり世の中は不景気だったのかと言う気分になる。中学時代に一緒に頑張ってた奴が「やっぱ見栄だよ見栄。それが全てだよ。ろくな職場が無いんだよ俺の学歴に見合うような」とか言ってフリーターやってる様を見るのは結構ブルーな気分にさせてくれた。


中学時代の親しかった人間はほとんど顔を見せてなかった。それでも出席していた相手と喋るのは多少童心に返ってノスタルジック!になれるだろうと思っていたそんなことも無かった。昔語り合った相手でも、距離感を持って話すようになると別人も同じなのだなあ。


帰り道に母校に寄って、ノスタルジックはそっちで味わう事にした。