病院に行った

上の子猫の件ではなく。
待合室に居た時に、順番が先の患者さんが看護士の人に名前を呼ばれた。


「別所テツヤさーん。中にお入りくださーい」


有名人と同姓同名なんて、まあ、良くあることだよね程度に思っていたら、続けて次の人が呼ばれた。


「細木カズオさーん。どうぞー」


吹き出すのだけは堪えた。ふざけるな!ここは病院だぞ!


肝心の自分の用事は、ここ一ヶ月ほど鼻血が頻繁に出るので耳鼻科に見てもらっただけなんだけど。結果は蓄膿とかじゃなくて、鼻の穴の入り口から2cmくらいのところに太めの血管がいるらしくて、それがちょっとしたことで破れて出血していたらしい。
麻酔して調べてもらったのだが、麻酔と言うのは感覚が無くなるとその部位が膨らんだような気がしてくる物で、「ああ、今、鼻の穴膨らんでるなあ」と思いつつふと、「あれ、鼻の穴が膨らんでいるんじゃないよな。感覚的には鼻の穴の内壁が膨らんでいるんであって、むしろ穴そのものは狭まっている!」とか考え始めたところで先生に穴奥に棒を突っ込まれてフガッ!てなった。