アニミズム

機会が有って、妹の使っているホンダライフに乗る。

この車はかつて自分が乗っていた車であり、2年半ほどいろいろなところに連れまわしてもらった初代相棒だ。割と真剣に物には魂が宿っていると信じているので、乗り込んだ瞬間に「よう、久しぶり」などと声を掛けてみたりした。


ふと、自分の車の後部座席と言うのはほとんど座る機会が無いよなあ、などと考える。自分の手足として長年活躍してもらった車に、全く馴染みの無いポジションが有るというのもなんとなく不思議な感じがする。


一度誰かに自分の車を運転してもらって、後部座席に座って少し違った景色を眺めてみたくなってきた。