九死に一生スペシャル

茶店で接客のバイトをしていて、ガラスコップを一つ取り損ねて床に落としてパリンと割ってしまい「いかんいかん、落ち着いて頑張ろう」と思った瞬間に他のバイトの子と肩がぶつかり、その子が持っていたジュースが零れてしまって「この馬鹿!この馬鹿!」と自分をなじったところで目が覚めた。


覚醒後、今の出来事が夢だと認識できた段階で、「今日は悪いことが起きる…予感がする」と寝ぼけながら覚悟を決める。予知に打ち勝てと言う試練だと俺は受け取った。


で、仕事中。隣の倉庫で地主さんがコンバインと壁に挟まれて軽症を負っていた。多分もうちょっとで死ぬところだった。
確かに予知が当たったと言えば当たったが、こういう自分ではどうしようも出来ない類の予知は出来ればやめてもらえませんか深層意識の妖精さん


と、言うわけで、「ギアを入れたままエンジンを停止させておくのは危険なのでやめておこう」と言う教訓を得た。